パリで子育て&フォトグラファーとして活動中30代女の可哀想な日常。日仏アフリカンハーフ(ブラジアン)の男子2人にてんやわんや。

旅行者必読!! パリでスられた!どうする!?

パリ、それは花の都でも光の都でもない

『スリの都』

 

パリに夢を抱いてやってきたあなた。

どこもかしこも、綺麗な街♪

ふと気がついた時に

『あれ、携帯ないな、どこ入れたっけ』

多分、それってスられたんだと思います....

『スられた?いつ!?』

まず落ち着いて、以下の手順をご覧ください。

 

 

 

1.いつスられた!?

いつだろう...あなたは思いつかないかもしれません。

だって一瞬の出来事ですから。

おそらくスられたのことを気がついてさえいませんよね?

メトロに乗りませんでしたか?ルーブル美術館に行きませんでしたか?

人混みの中を歩きませんでしたか?

携帯を上着のポケットに入れていませんでしたか?

 

2.誰に!?

残念ながら「スリのプロに」です。

スリの「プロフェッショナル」が存在するのです。

職業として、毎日朝から晩までスリをしている人がいるのです。

見た目は、どういう人?フランス人(白人)ではありません。

ロマと言われる、東ヨーロッパからの移民で

とても貧しい生活をしている人たちです。

彼らはグループを組んで、私たち日本人を含めたツーリストを

ターゲットにしています。

 

3.それって返してもらえるの...?

残念ながらスられたものは、もう二度と戻ってきません...

彼らはスったものを売ってお金を稼いでいます。

携帯ではなく、パスポートなど売れないものの場合は

道端にポイです。

 

4. んじゃこれからどうする!?

まずは、落ち着きましょう。

無くなってしまったものは、返ってきません。

仕方ない、海外に来ればこういうこともあります。

あなただけじゃない!みんなが被害にあっています。

まずは、緊急で誰かにあなたが携帯を持っていないことを

知らせなくてはならない場合は

滞在先ホテルに相談しましょう。電話を貸してくれるか

インターネットを使わせてくれるかもしれません。

財布をスられた場合には、カード会社への連絡も必要です。

パスポートをスられた場合にはもっとややこしいです。

日本に帰国するためにパスポートが必要です。

在仏日本大使館がパリ8区にあります。凱旋門の近くです。

こちらに行き、相談しましょう。

急ぎで発行してくれるケースもあるようです。

 

さらに、余裕がある人は

地元の警察署に行くことをオススメします。

ただしこれは難易度ちょいと高いです。

フランス語、最低でも英語ができなければ

まず難しいでしょう。

またかなり待たされますので、時間に余裕を持って行きましょう。

あなたの近くにある警察署に行き、スられたという事実を言えば

「紛失証明書」なるものを発行してくれますので

これを持って帰国後に保険会社やカード会社についてくる保険に

問い合わせてみましょう。

 

5.まとめ

残念ながらパリではスリ被害が多発しています。

『スられたのは、自分の注意不足だった...』

『キョロキョロしていたからターゲットにされたのかな...』

というように、ショックを受ける方も多いです。

お気持ちわかります、痛いほどわかります。

でもあなたが悪いわけではありません。

向こうはスリのプロフェッショナルです。

私もパリに8年住んでいますが2回もiPhoneをスられました。

それに、フランス人だってスリにあいます。

日本人の私たちが狙われて、当然なんです。

いつ何時も気を抜いて歩いてはいけません。

残念ながら、それがパリなのです。

今回は高い授業料を払ったと思って

これから海外での滞在に慣れていけばよい!

と割り切って考えましょう。

悲しむよりも、残りの滞在を満喫した方が100倍いいです♪

せっかくパリに来ているんですから。

 

次回は、「スリに合わないためにすること最低3つ」を書きます。

日本から取り寄せるベビーグッズ

さてさて、また子供ネタでございます。

 

フランスでも可愛いベビーグッズは沢山あるわけなのですが

ど〜〜も、使い勝手が悪い。

というか、日本のものほど『便利』に作られていないんですね。

 

本当に、『日本のものはすごい!便利!』

声を大にして、言いたい!

そして安い!そして丈夫!

100キンで、どれだけの便利なものが揃えられるかって....

 

話は逸れましたが

ベビーグッズで日本から取り寄せて

便利だったものベスト3を

ここに発表します〜。

日本からのお土産にどうぞ♪

 

ベスト3

「スリング(抱っこ紐)」

これはですね、家の中で使うのにとても便利ですね。

フランスにはないです!

みなさまお馴染みの「エルゴの抱っこ紐」

こちらフランスでも大人気で、私もこれは外出時に使っております。

でも家の中で、さっと手に取れて、さっと装着して

さっと赤ん坊を入れたり出したりする、という点で

これにはかないません!

小さくたためるのも場所を取らずグッドです。

 

ベスト2

「お食事エプロン」

スリーブビブとも言うようですね。

食事用エプロンは、ヨダレかけタイプのものもいいのですが

やはり1歳過ぎて、自分で食べたい年頃になると

もうぐっちゃぐちゃ状態になりますから

おそでを通してどんだけ汚してもOKという状況にしておきたいものです。

そういうわけで、フランスにはお袖を通して使う食事エプロンは

売ってないと思うんですよね。

楽天内でも色々と見たのですが、このエプロンがダントツで可愛かったです。

首の後ろを紐で結ぶタイプなので面倒かなと思いましたが

そうでもないですね。ナイロンなので洗ってすぐ乾くのもグッド。

 

ベスト1

「子供用サングラス」

さて、堂々の第一位は、こちらのサングラスです!

フランスにもありますよ、もちろんあります!

でも、やはり作りが全然違います。

何がすごいって、こちらのサングラスはペッタンこに畳めるんです。

サングラスって何気にそっと扱わないとすぐ壊れちゃうんですよね。

このサングラスに出会う前は、子供が乱暴に扱って「バキッ」ってことも

何度かありました。

これはいかん。楽天さん、助けて!

そこで見つけたのがこれ。

プラスチック製ではなくシリコン製で、「バキッ」が絶対にないんです。

本当に買ってよかった!

この真ん丸型のサングラスも、珍しいしオシャレ感出ちゃいます。

 

さて、次回は番外編。

フランスには、全く存在しない日本ならではのベビーグッズを紹介します♪

パリの幼稚園 18区の移民度は!?

ブログを始めて2日目です!

本日は息子(3歳)が通うエコールマターネル(幼稚園)について!

 

まずは、この幼稚園という制度について。

マクロン大統領が、義務教育の開始年齢を引き下げる法律を出しました。

今度からこの3歳から始まるエコールマターネル(3年間)が

義務教育の開始年齢になります。

 

3歳から、と書きましたが。

3歳になってから入れる、というわけではなく

3歳になる年に入る、というのが正しい書き方で。

 

フランスではその年に生まれた子が

同学年になります。

例えば

2018年1月に生まれた子も

2018年12月に生まれた子も

同じ学年になる、ということです。

 

つまり日本でいう

早生まれ(1月、2月、3月生まれ)

がフランスだと

10月、11月、12月生まれ

ということになります。

 

ですので、11月生まれのうちの長男は

入学時は、まだ2歳10か月でした。

9月始まりですからね。

 

この3歳未満という年齢で

義務教育が始まるってすごくないですか??

オムツも取れてままならない子たちが

朝8時半に間に合うように起きて身支度をして

遅刻しないように登園し、

さらに給食を食べ(これは希望制。また別の時に詳しく書きます。)

さらに夕方(日によって違いますが早い日で15時、遅い日は16時半)

まで学校でお友達と過ごすって。

 

自律心は幼いうちから養われるかもしれませんね。

あと社会性かな。

 

さてさて。

うちの息子が通う18区のとあるエコールマターネルですが。

入る前は、

『パリ18区の学校、移民だらけかな!?』

と思っていたのですが

(注:ここでいう移民とは私みたいなフランス人でない人という意味)

蓋を開けたら、まぁ!

おフランスの白人さんだらけでございます。

正直、意外でしたね。

23人中、フランス人(白人)が9割かな。

フランス人だけどオリジンがアフリカンな子が2名。息子入れて3名。

アジア人が息子のみ。

 

迎えに来ているお母さんたちを見ていても

みんなバリバリ仕事している風の人か、2人目生まれて育休中の人か、

それかベビーシッターさん(フランス語ではヌヌと言います)。

へ〜って感じでした。

 

18区も変わりつつある.....

と思いました。

ここからは私の予想ですが、

おそらく9区10区あたりに住んでいたカップルが

『子供が生まれたし、引っ越そう』

ということで新しい物件探し。

『うーん、やっぱりこの辺で2寝室あるアパートは高いね、

18区はどう?モンマルトル素敵じゃない?』

てな感じで、北上しているのではないかと!

 

ただし、18区でも他のエリアに住んでいるママ友にも

状況を聞いていみたのですが

『9割、移民だね。』

とのこと。(アフリカン、アラブなど)

 

この私が住んでいるエリアは18区でも本当に変わりつつあります。

家を買うなら、今のうち♪

18区で物件購入予定の方がいらっしゃいましたら

ご相談にのりますよん♪ 18区でも良いエリア、悪いエリアありますからね。

 

さて次回は学校でのアクティビティについて書きますね。

お楽しみに〜。

(誰かこのブログを読んでくれてる人がいるといいんですけど)

日本人と黒人のハーフ

子供が生まれる前、何回これ検索したかな。

「日本人と黒人のハーフ」

 

私は純100%日本人

旦那はフレンチアフリカン(正確にはコンゴと赤道ギネアのミックス)。

つまり見た目は早い話が「黒人」。

 

そんな2人から生まれる子どもって

ど〜んな顔してるんだろ、って。

 

話はそれるけど、なんで「黒人」っていうと

ちょっと失礼な感じになるのかな、「黒人さん」って言いたくなる。

でも「白人さん」とは決して言わないから

そういう意味でここはあえて「黒人」と書いておく。

 

そう、そういうことでうちの息子たちは

日本とフランスのハーフなんだけど

いわゆるその言葉のイメージとはちょっと違う顔をしている。

 

長男が生まれる前は全くイメージできなかった、この人の顔。

今は可愛くて仕方がない、この人の顔。

そしてその弟はどんな顔?と思っていたら

また少し違った顔!

面白いですね〜。

 

長男→目はアジア人(私)髪の毛は細かいクルクル

肌の色は中間かな。

次男→目はアジアだけど長男とちょっと違う、、、長男よりも目が大きくて

大きな二重なんだけど、睨んだら私とおんなじ腫れぼったい目になる。

髪の毛はまだこれから変わるだろうけど、フワフワクルクル。

肌の色は長男と同じく、中間。

 

たまに日本から来るツーリストの方とお仕事するときに雑談になり

主人がフランス人なんです、とお伝えすると

急に声色を変えて

「え〜!そうなんですか〜!羨ましい〜!

お子さん、おメメ青いんですか〜?かわいいでしょうね〜!」

とおっしゃる方がいる。

そんなときに説明するのが、とってもこまります。

説明したいんです。フランス人って白人だけじゃないんだよ〜って。

でもね、話すと長〜くなるので、そこはご本人の想像を壊さずに

やんわりと相槌を打って場をしのぎます。。。

 

生まれる前に、昔の会社の先輩と話をしていて(40代男性、子持ちの方)

「あ〜私に似て目がアジアで、さらに旦那に似て髪がクルクルだったらどんなだろ〜。せめて目は私に似ないで大きな二重がいいな〜。」

と言ったら、その人は呆れてたけど最後に

「ま〜、どんなんでも、かわいいよ。」

って言ったのをすごく覚えていて。

 

なんか愛がこもった言葉だったなぁって今もずっと覚えているんです。

本人は覚えていないでしょうけど。

 

ところで、最近知ったのですが

うちの子たちのような

『アフリカン』+『アジアン』

のミックスの子たちのことを

『Blasian』(Black + Asianの造語。ブラジアン)

というそうです。気になった方は #Blasian で検索を。

 

さて、そろそろそんな男子たちをお迎えに行く時間。

今度はフランスの学校のことについて書こうかな。

「パリのアフリカ」 シャトールージュに生きる

ここはパリ、間違いなくパリ。

でもこの黒人の群れは一体......

 

最初にこの「シャトールージュ」に降り立った日本人なら

必ず「恐怖」を覚えるでしょう。

 

「シャトールージュ」それはパリ メトロ4番線の北部に当たる

パリ18区にあるメトロの駅。

地図上で見ると、モンマルトルのサクレクール寺院に近いので

『ここで降りて、サクレクールまで歩いてみよ♪』

という無知から、この混沌とした「パリのアフリカ」にたどり着いた日本人は

あなただけではないハズ!

 

そう、ここはパリ18区のアツい(いろんな意味で)エリア、

パリの黒人街でございます。

メトロから地上に出ると、なんか黒人のお兄さんたちが

黒人の女性に声をかけてる(ちなみに私は無視)。

これは黒人の美容室の客引き!

それからアラブ人らしき人が小さな紙切れを配っている(これは私にもくれる)。

多分だけど、これは便利屋さんの広告。

そして道端で焼きとうもろこしや、謎の野菜(ナスのようなムラサキ色してる)とか

謎の植物(多分、食べる用だろうけどわかんない)を売ってる人たち。

というか、その前に人が多すぎて前に進めない〜

 

パリに観光で来て、何も知らずにこのエリアに

たどり着いてしまったら涙が出るほど怖いと思うかも。

 

そんなところに私は8年前より住んでおります。

「住めば都」そんな言葉もありますね。

残念ながら8年経っても、決して都とは思えませんが

こういう世界もあるというのを知っておくのは

フランス、パリに住む上でとっても大事なことだと思うのです。

 

「みんな〜、どうしてそう汚くしちゃうかな〜」と思うのです。

とうもろこし食べて、どうして道に捨てるかな。。。

昼から酒飲んで、どうして道路に寝ちゃうかな。。

でもそういうのが別におかしくないという

そういう国がオリジンの人たちが、た〜くさん住んでいる

それがこの「パリ」なのです。

 

フランス人ってみんな白人で目が青くて、髪が金髪でって

思っていませんか?←っていうかこういうフランス人は逆に珍しいかも。

 

まぁそんな感じでリアルな美しくないパリライフを

ここに綴って行きたいと思います〜。

 

シャトールージュをボロクソに書いてしまいましたが

最近は、おしゃれなお店もチラホラできて来て

数年後にはホットなエリアになること間違いなし。

マレ地区?イヤイヤ、今はシャトールージュでしょ。

と言える日が来るでしょうか?

 

次はこの「パリのアフリカ」シャトールージュをさらに掘り下げます。

はじめまして!

フランス パリでひっそり生きております、タメリと申します。

2010年に渡仏。2013年にフランス人と結婚。

その後2人の男の子に恵まれ、ただ今4人家族。

美しいイメージだけじゃないリアルなパリライフをお伝えしてゆきます〜。